旅の足跡
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Author:tabito
国内旅行業務取扱主任者、一般旅行業務取扱主任者の資格を取得。全国47都道府県、世界約30ヶ国を旅する。日本の鉄道全線踏破を目標としているが、相次ぐ新線開業に加え、多忙につき足踏み状態。



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富山ライトレール♪
万葉線 富山ライトレール


高岡駅前12:00(55)12:41越ノ潟12:50(県営フェリー)12:55堀岡…新港東口13:00(射水市コミュニティバス)13:26岩瀬浜駅前…岩瀬カナル会館…北前船廻船問屋森家…富山港展望台…岩瀬カナル会館…岩瀬浜15:01(1502)15:25富山駅北

 541Mで高岡駅に降り立つと雨模様。市内散策にでもと考えていたのだが、雨足が強くなってきたので見合わせる。その代わりに駅前では能登半島穴水町のPRを兼ねた「まいもんまつり冬の陣」が催されており、穴水産の焼き牡蠣が無料で振舞われていたのでお相伴に預かる。生牡蠣を炭火で焼いただけであるが、塩気がきいていて美味しい。牡蠣といえば厚岸と広島が有名であるが、穴水の牡蠣もなかなかのものである。

 今回の旅は高岡駅前から万葉線で越ノ潟へ出て、県営フェリーに乗り継ぎ。新港東口から射水コミュニティバスの新港東口ライトレール接続線を利用して岩瀬浜へ。岩瀬浜から富山ライトレールで富山駅北までの「万葉線・富山ライトレール回遊ルート」なるものをたどるためだ。万葉線のホームページで偶然に回遊ルートの宣伝を発見し、旅立ちを思い立った次第である。回遊ルートのモデルプランとしては、10時、12時、14時に高岡、富山双方からスタートするコースが紹介されている。ポイントは新港東口-岩瀬浜間の接続バスで、土・日・祝日に限り運行されている。普段はこの接続バスが運行されないため回遊ルートが成立しないのだ。

 地下道を通って万葉線乗り場へ移動する。万葉線は前身である加越能鉄道から事業譲渡を受けて2002年4月1日から営業を開始した第三セクターだ。バスターミナルのようなホームで列車を待っていると、赤い車体のアイトラムがやって来た。万葉線では加越能鉄道時代の車両も現役で活躍しているが、一部は富山ライトレールと同じ型の車両であるアイトラムに置き換わっている。新しい鉄道にふさわしく、アイトラムに乗り込む。

 高岡駅前のホームに「500万人乗車達成記念1日フリー乗車券」(500円)なるものの宣伝ポスターが掲示されていたため、到着したアイトラムに乗り込み、さっそく運転手に申し出る。今回は回遊ルートを辿るので、万葉線は高岡駅前-越ノ潟の片道乗車だけなので運賃は350円。フリー乗車券の購入は150円の赤字になるが、アイトラムをはじめとする万葉線の車両のラインナップの表紙や路線図が掲載されており、記念になると考えたのである。ところが運転手は「時間がないから降りるときに!」とそっけない。にわかに150円を万葉線に寄付するのがアホらしくなる。

 高岡駅前を発車したアイトラムはしばらくは雨の商店街をゴトゴト走る。アイトラムの新型車両を投入したものの、軌道は加越能鉄道時代のままなので、振動が妙によく伝わり乗り心地は悪い。珍しく乗り物の酔いに襲われる。隣の席では女子高生が参考書を広げているが、よく平気な顔でいられるものだ。

 途中の米島口で路面区間は終了し、専用軌道に入る。専用軌道では路面区間よりも若干スピードアップした模様だ。JR氷見線の線路を跨いで中伏木に到着。伏木港を挟んだ対岸の伏木までは如意の渡と呼ばれる渡船があり、フリー乗車券でも利用可能であるが、あいにくの天気で利用者もいないらしく、船頭も暇そうにしている。

 庄川を渡って射水市新湊庁舎前に到着すると車内を賑わせていた高校生がぞろぞろと下車。近くに甲子園での旋風で一躍全国区となった新湊高校がある模様。土曜日の午後から試験でもあるのだろうか。

 海王丸パークに近い海王丸で私以外のすべての乗客が下車してしまい、貸切状態で終点の越ノ潟に到着。運転手から手書きで日付を入れた「500万人乗車達成記念1日フリー乗車券」を500円と引き換えに手渡された。アイトラムは越ノ潟で折り返し運転となるが、乗客は誰もおらず、無人の状態で高岡駅前へ向かって引き返して行った。

 さて、越ノ潟からは県営フェリー利用となる。天候が悪いので欠航になっているのではないかと心配したが、富山新港内なので波風も立っておらず、通常運行されている模様。ただし、乗船客は私の他に地元のおばあさんがいるだけで、なんとも寂しい限り。対岸の堀岡まではわずか5分の船旅だ。

 堀岡渡船場の前が新港東口の停留所となっており、どうして県営フェリーとバス停の呼称を統一しないのか理解に苦しむ。渡船場の前には、富山新港大橋の工事計画についての案内があり、大橋の完成と同時に県営フェリーも姿を消すことになるのだろうか。

 富山地鉄バスのボディーの射水コミュニティバスには富山ライトレール接続線と正面に表示されていた。乗客は私だけであったが、富山地鉄としては射水しからの委託を受けているだけなので乗客の多寡は気にならないのであろう。運賃は一律500円で、子供も同額であったのには驚く。

 しばらく走ると地元のおやじが手を挙げてバスに乗り込む。途中の停留所からも乗車はできるが降車扱いは岩瀬浜駅前だけとのこと。最初は富山駅行きと間違えて乗ってきたのではないかと思ったが、常連客のようで岩瀬浜駅行きであることは心得ていた。車内には灯油の臭いが蔓延していたので、おやじは乗車するなり運転手に「灯油こばしたか?」と尋ねる。灯油暖房だから臭いが車内に充満するらしい。

 旧富山港線の終着駅であった岩瀬浜はすっかり整備されていて、かつての面影はない。駅前ロータリーの延長に富山ライトレールのホームがあり、便利ではあるが、駅舎があった頃の存在感はない。万葉線のホームページで紹介されていた回遊ルートのモデルプランでは、接続バスから5分の待ち合わせで富山ライトレールに乗り継ぐことになっていたが、ここで回遊ルートから脱線する。万葉線沿線は加越能鉄道時代に乗り歩きをしていたが、岩瀬浜周辺は通過しただけなので、周辺をゆっくり散策してみようと思ったからだ。この辺りは富山ライトレールの開業に合わせてかなりの手入れがなされている。

 まずは岩瀬浜駅に近い岩瀬カナル会館をのぞく。レストランと土産物屋を併設した施設でドライブインのような感じだ。土産物屋の一角には富山のくすり売りに関連するグッズや薬が売られていた。きちんと薬剤師が常駐しているのだから問題はない。裏手は岩瀬運河に通じており、しばらく河口に向かって運河沿いを歩く。やがて明治初期の街並みが残る大町通りに入り、立派なたたずまいの「北前船回船問屋森家」へ入った。

 110円の入場料を支払うと、管理事務所に居たじいさまから声が掛かり、延々と森家の説明が始まった。森家は日本海で活躍した北前船回船問屋である。行きは富山の米を積み、帰りは鰊や昆布を持ち帰り、船の往復もうかる「のこぎり商売」ともいわれ財をなしたそうだ。

 じいさまの説明が一通り終わったところでようやく屋敷の中へ。屋久杉の板戸、能登産黒松のはり、囲炉裏を飾るロシアの琥珀(こはく)、土間には小豆島産の巨大な一枚岩、日本海交易で活躍したことを伺わせる造りである。昨年夏には秋篠宮様が訪問されており、あの爺様が秋篠宮様に解説をしている姿が掲載された新聞が掲示されていた。

 大町通りを往復して、富山港展望台へ。富山港に面した施設で無料開放されており、マイカーを利用した家族連れで意外に賑わっている。展望室からは立山連邦が広がり、海だけではなく山の眺めも楽しめる。

 岩瀬浜駅へ戻る途中に再び岩瀬カナル会館へ立ち寄り、岩瀬浜の名物という大塚屋の「どらやき」(180円)を賞味する。三角の変わった形の「どらやき」と新商品らしき「コーヒーまん」(130円)を買い求めて賞味する。どちらも上品な味で発想のユニークさだけではなさそうだ。その他にも越中米で作られた「われせんべい」(300円)も非常食として購入しておいた。

 岩瀬浜でゆっくりし過ぎたため、富山ライトレールの途中駅で下車する余裕はなくなった。基本的に旧富山港線をたどっているだけなのであるが、随分と雰囲気が異なる。同じところをJRの車両が運行されていたとはにわかに信じ難いが、沿線にはホームや駅舎の跡が一部残されている。奥田中学校前からは旧富山港線のルートから別れて富山の市街地に入り富山駅北へ到着。モデルプラン通りであれば1時間55分、今回は岩瀬浜の観光を取り入れて3時間30分の回遊ルートの旅を終えた。万葉線沿線には高岡大仏、古城公園、如意の渡し、海王丸パークなどの観光要素もあり、1日がかりで楽しめそうな回遊ルートであったが、接続バスの閑散状況を見ていると回遊ルートを楽しめるのもわずかな期間であろう。
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行


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