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Author:tabito
国内旅行業務取扱主任者、一般旅行業務取扱主任者の資格を取得。全国47都道府県、世界約30ヶ国を旅する。日本の鉄道全線踏破を目標としているが、相次ぐ新線開業に加え、多忙につき足踏み状態。



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中央ドリーム京都号♪
中央ドリーム京都号

京都駅烏丸口22:30(中央ドリーム京都82号)6:22新宿駅新南口

 夜行バスを頻繁に利用するようになって久しいが、夜行高速バスの元祖である「ドリーム号」はこれまで利用したことがなかった。最も大きな理由は、学生時代は「青春18きっぷ」を利用して、大垣夜行(現在の「ムーンライトながら号」)の利用が主で、夜行バス全盛時代に至っては、格安ツアーバスを利用することが多かったからだ。ところが、2年前の原油高の影響が出始めてから、ツアーバスの価格競争も落ち着き始め、週末など利用時期によっては路線バスの方が安くなるという逆転現象も現れ始めている。そこで今回、友人の結婚式で東京へ出向く必要が生じたことから、JRバスの「ドリーム号」を初めて利用してみることにした。

 「ドリーム号」といっても最近は様々なバリエーションが生じている。元祖ドリーム号は東京-大阪間であるが、現在では関西圏でも京都、奈良、神戸、なんば・堺、びわこ(大津)など、行き先別に路線があり、更には車両のグレードに応じて、プレミアム号や青春号まで登場した。東名高速道路ではなく、中央高速道路を経由する「中央ドリーム号」もある。

 元祖「ドリーム号」に乗車するなら京都-大阪間であろうが、京都からわざわざ大阪まで出向くほどモノ好きではなく、元祖にこだわらないのであれば、変わり種の中央高速道路経由を試してみることにした。東名高速道路経由の路線は、過去に何度もツアーバスで利用しているので面白味に欠ける。

 22時過ぎに京都駅烏丸口に到着すると、バス乗り場は各種の「ドリーム号」を待つ乗客で賑わっていた。金曜日の夜行高速バスは、週末のレジャーに欠かせない存在となっている。学生ぐらいの若い世代が多く、そのほとんどが22時20分発の「青春ドリーム京都号」に吸い込まれていく。「青春ドリーム号」は学生をターゲットにした「ドリーム号」の廉価版で、通常の「ドリーム号」が独立3列シートであるのに対して、「青春ドリーム号」は従来型の4列シートになっている。隣に知らない人がやって来ると少々気を使うが、仲間同士の利用ならこちらで十分であろう。

 「青春ドリーム京都号」が発車すると、間もなく「中央ドリーム京都82号」がやって来た。週末や多客時のみに運行される臨時便であり、定期便よりも30分程早いダイヤになっている。行き先表示板はLED照明、きれいなボディーに期待したが、車内に入るとかなりシートがくたびれている。トランクルームに預けた荷物も他の路線バスのようにクレームタグは存在せず、自己責任で管理しなければならない。飲み物やおしぼりのサービスもなく、サービス水準はツアーバスと大差がない。

 名神高速道路に入った「青春ドリーム京都号」は、0時過ぎに養老サービスエリアで休憩。乗客が降りることができるサービスエリアは、この養老サービスエリアのみで、これから先のサービスエリアは乗務員の交代と休憩のためだけの停車となる。鉄道で言えば運転停車だ。駒ヶ根サービスエリアでは、西日本JRバスの運転手からJRバス関東の運転手に交代。この辺りはJRグループらしい。

 気が付けば既に東京都内に入っており、中央道八王子、中央道日野と停車していく。下車客がいない停留所でも立ち寄っていくのは時間調整の関係であろうか。ツアーバスはもちろん、路線バスでも下車客のいない停留所は通過して早着するケースがあるのに律義である。鉄道の習慣が引き継がれているのであろうか。それでも定刻より10分程早く終点の新宿駅新南口に到着した。バスターミナルというよりは、車庫のような雰囲気だったが、新宿駅に隣接していることには間違いない。乗客は足早に新宿駅の改札口へと消えて行った。


 


テーマ:国内旅行 - ジャンル:旅行

葛飾柴又寅さん記念館♪
葛飾柴又寅さん記念館①  葛飾柴又寅さん記念館②

 映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾柴又。主演の渥美清が1996年(平成8年)8月4日に逝去したことにより、世界一の長寿シリーズは終焉を迎えたが、翌年には「葛飾柴又寅さん記念館」がオープンし、帝釈天と並んで柴又の観光スポットとなった。

 いつか訪問してみようと思いながら月日は10年以上が経過し、昨年12月5日に「葛飾柴又寅さん記念館」がリニューアルオープンしたという情報をキャッチする。せっかくなので、次回、東京へ行く機会があれば立ち寄ってみようと決意し、今回の訪問に至った次第である。

 JR常磐線の金町駅に落ち立つとあいにくの雨模様。駅前ロータリーの一角にある京成電鉄の京成金町駅から1駅で目的の柴又にたどり着くが、わずか1.5キロの区間を列車に乗るのも煩わしく、線路沿いの柴又街道を傘をさして歩く。

 しばらく歩くと左手に東京都水道局の金町浄水場が広がる。1984年(昭和59年)には、当時の厚生省に日本一まずい水道水として認定された東京の水道であったが、現在はオゾンによる高度浄水処理施設を備えて、ボトルウォーター「東京水」が発売されるまでに至っている。

 観光バスが行き交う柴又界隈は雨模様でも観光客で賑わっている。帝釈天前の商店街と通り抜け、目的の「葛飾柴又寅さん記念館」へ直行する。隣接する山本亭との共通入館券(550円)を券売機で購入。別々に購入するよりも50円安くなっている。

 主人公の車寅次郎の生い立ちを紹介したパネルに続いて、映画の舞台セットが展示されたコーナーへ。寅さんの実家の団子屋の屋号が「くるまや」になっており、あれっ?と思う。確か団子屋の屋号は「とらや」ではなかったか。調べてみると第39作までは「とらや」で、第40作以降は「くるまや」の設定になっている。実際に団子屋のモデルになったのが「高木屋」であったことから、商売敵の「とらや」を宣伝することにならないように配慮したとか、羊羹で有名な虎屋からクレームが付いたとか、様々な憶測がなされているが真相は定かではない。

 歴代の映画のポスターや柴又のミニチュア、1899年(明治36年)から1913年(大正2年)まで帝釈天の参拝客を運ぶために運行されていた帝釈天人車鉄道のミニチュアを眺めて、「葛飾柴又寅さん記念館」の見学を終える。

 隣接する山本亭は、食事や喫茶の利用がメインのようで、団体が食事中のところをのぞきに行ったような雰囲気であまりお勧めできない。裏手は江戸川で矢切りの渡しの渡船場も近かったが、あいにくの天候なのでこちらは別の機会に譲ることにしよう。

テーマ:国内旅行 - ジャンル:旅行

日暮里・舎人ライナー♪
見沼代親水公園①  見沼代親水公園②  見沼代親水公園③


日暮里8:32(843A)8:53見沼代親水公園9:24(934A)9:44日暮里

 2008年(平成20年)3月30日に開業した東京都交通局の日暮里・舎人ライナーの初乗りに出掛ける。開業から1年近くになるが、足を運ぶ機会に恵まれず、友人の結婚式が東京であるのをきっかけに足を伸ばした次第である。路線名については、一般公募が行われたにも関わらず、日暮里・舎人ライナーという沿線の地名を並べた野暮なネーミングに決定した。土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線のように、地名をそのまま羅列するのが最近の傾向なのだろうか。かつての国鉄のように、起点と終点の駅名から1文字ずつ拝借して、路線名を新しく作り出す方が芸があるようにも思える。

 日暮里・舎人ライナーは、日暮里-見沼代親水公園の全長9.7キロの新交通システム。日暮里駅のホームに上がると、ちょうど列車が発車していくところであったが、運転間隔も7分30秒間隔とかなりの頻度なので支障はない。次の8時32分発の843Aに乗り込むと、クロスシートとロングシートが混在している。都会の路線はすべてロングシートだと思っていたので意表を突かれるが、当初は乗客が定員をオーバーして乗り込むことがないようにとの配慮からクロスシート主体の車両であったらしい。ただし、クロスシートではラッシュ時の輸送に支障を来たすため、当然のように一部のロングシート化が図られているとのことだ。

 日暮里を出た列車はすぐに直角に左手に曲がり、尾久橋通に出る。基本的に日暮里・舎人ライナーは尾久橋通上にある高架を走行する。都心の新線が用地買収で路線を伸ばすことは不可能に近く、基本的には地下鉄も含めて道路上に路線を伸ばすしかない。

 ビルの谷間をかすめて最初の停車駅である西日暮里へ。山手線や京浜東北線との並走区間であるが、日暮里・舎人ライナーの西日暮里はJRの西日暮里駅から200メートルほど離れている。

 熊野前では都電荒川線と交差し、すぐに隅田川、続いて荒川を渡る。思っていたよりも沿線の風景は変化に富み、退屈はしない。

 しばらく住宅街を走行した後、広大な舎人公園が現れる。計画では舎人公園で下車して公園を散策する予定であるが、あいにくの雨模様なので見送り。都心に51.3ヘクタールもの公園が存在するのは、かつては防空緑地であったからである。現在も一部は造成中で、最終的には69.5ヘクタールになる予定。園内には陸上競技場や野球場、テニスコートなどが整備されている。

 路線名にもなっている舎人を経て、終点の見沼代親水公園に到着。21分間の日暮里・舎人ライナーの初乗りは無事に終了した。

 こちらも公園を名乗っているが、舎人公園とは対照的に用水路沿いの遊歩道が見沼代親水公園を呼ばれているらしい。見沼代用水は、1728年(享保13年)に幕府の役人であった井沢弥惣兵衛為永が新田開発のために、武蔵国に普請した灌漑農業用水である。現在は水辺のプロムナードといった雰囲気だ。

 見沼代親水公園の駅近くにも小さな公園が設けられており、本来は憩いの場として機能しているのだろうが、あいにくの天気で人気はない。雨足が強くなってきたので、散策を切り上げて駅に戻り、今度は車両先頭のかぶりつき席に陣取って、日暮里へ引き返した。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

葱ラーメン♪
葱ラーメン(来来亭)

 京都がラーメン処であることは意外に知られていない。全国的にご当地ラーメンがもてはやされているが、京都は名高いチェーン店が勢力を拡大しつつある。「天下一品」、「第一旭」、「新福菜館」はラーメン好きにとっては全国区となったが、この3大チェーン店に挑むのが「横綱」と「来来亭」だ。いずれも黄色い看板を掲げているのが特徴だ。「来来亭」は本店が滋賀県の野洲にあり、京都のラーメンとして紹介するのは滋賀県民から怒られそうだが、「来来亭」のルーツは京都にあり、京都風醤油味の鶏がらスープに背脂をふんだんに浮かせているのが特徴なのだから、京都のラーメンの仲間に入れてもあながち間違いではない。

 いつも賑わっている店内を横目に素通りをすることが多かったが、ようやく「来来亭」の暖簾をくぐるチャンスに恵まれた。本来であれば野洲本店を訪問すべきであるが、そんな機会はいつ巡ってくるかわからないので、今回は六地蔵店に入ってみる。注文したのは各店舗1日30食限定の「葱ラーメン」(880円)だ。京都九条葱を山盛りにしたラーメンであるという。30食限定なのは九条葱の仕入れの関係なのであろう。

 「来来亭」は、注文時に麺の茹で加減、醤油の濃さ、背油の分量を指示できる。今回は茹で加減を堅めで注文し、その他は普通にした。「来来亭」の麺は細麺を利用しているので、堅麺で注文して丁度良い食べ応えというのが、「来来亭」のラーメンを賞味した多くの人たちの感想だ。5分程待って出てきたラーメンは、九条葱がたっぷり。九条葱をかき分けて、まずは麺から賞味する。噂通りの細麺で、堅麺で注文したにも関わらず、噛み応えは少々物足りない。ただし、濃厚な醤油と背油の浮いたスープは、こってり系のラーメンに慣れた人たちには絶賛されるのは間違いない。普通の人ならむしろ辛目と感じるのではなかろうか。ただし、九条葱との相性はばっちりで、濃いめのスープと九条葱がよく調和している。きびきびとした店員の動きも気持ち良く、店内が常に賑わう理由は味だけではなさそうだ。

屋号:来来亭 六地蔵店
住所:京都市伏見区桃山町山ノ下19番地13
電話:075-601-4009
営業時間:11:00~24:00
定休日:無休

テーマ:国内旅行 - ジャンル:旅行

コーラルエクスプレス♪
コーラルエクスプレス

三宮バスターミナル22:15(コーラルエクスプレス)7:32佐世保バスセンター

 三宮バスターミナルは、神戸新聞会館(ミント神戸)の1階に位置しており、2006年(平成18年)11月26日に供用が開始されたばかりの比較的新しい施設だ。このバスターミナルの完成によって、バス会社や系統ごとに異なっていた乗降場所が統合されることになり、旅行者にはわかりやすくなった。この日も全国各地へ向かう夜行バスを待つ人の姿が多い。

 22時10分発の東京ディズニーランド行きJRバスが発車すると、三宮バスターミナルの7番乗り場には、続いて我々が乗車する22時15分発の西肥自動車の「コーラルエクスプレス」ハウステンボス行きがやってきた。高速バスを5分単位で発着させる必要があるのだから、三宮バスターミナルの過密ぶりが伺える。せっかくバスターミナルを整備したものの、まだまだ収容しきれない路線バスがあるというのだから驚きだ。

 立派なバスターミナルではあるが、到着案内などは一切なく、バスから降りて来た運転手が「佐世保行きで~す」と乗客に声を掛ける。荷物を預けてバスに乗り込むと、ポツポツと雨が降り出した。天気予報では晴れだったのに幸先が悪い。

 2分遅れの22時17分に「コーラルエクスプレス」は三宮駅バスターミナルを発車した。このバスは堺東駅-ハウステンボス間を西肥自動車の「コーラルエクスプレス」と南海バスの「サザンクロス」が共同運行しており、今日は「コーラルエクスプレス」が割り当てられた。車内前方のテレビでは、「報道ステーション」が放映されており、備え付けのイヤホンで音声を拾う。昨年利用した長崎県交通の「ロマン長崎」ではドリンクサービスがあったのだが、「コーラルエクスプレス」にはドリンクサービスがないのは同じ長崎方面の路線であることを考えればマイナス評価。それどころか、三宮バスターミナルを発車しても運転手から一切案内がないのは問題である。通常は行き先と到着予定時刻、途中に立ち寄るサービスエリアについての説明があってしかるべきだ。

 バスは神戸市街地を抜けると新神戸トンネルで六甲山を抜け、箕谷から阪神高速7号北神戸線に入る。神戸経由の路線は山陽自動車道に入るまでのルートが随分と複雑だ。この先、布施畑ジャンクションから山陽自動車道の木見支線に入り、三木ジャンクションで本線に合流するのであろう。

 23時にテレビが消され、前方のカーテンが閉められる。ところが車内灯は減光されたもののまだ明るく、就寝前のトイレ休憩の後に消灯するのだろうと見当を付ける。やがてバスはどこかのサービスエリアで停車。ところがドアが開く音が聞こえるものの、運転手からは一切案内がない。ここで休憩だと思っていた乗客も何人かおり、周囲を見回しているが、運転手の交替休憩だけの様子。その後、諦めた様子でバスに設置されたトイレに乗客が入れ替わりに殺到し、しばらく車内は騒々しくなった。夜行バスでは、車内トイレ設備があるとしても、やはり就寝前のトイレ休憩は必要不可欠であろう。西肥自動車にはよく検討してもらいたい。

 車内が落ち着いたところで完全消灯となったので、シートを倒して就寝する。もっとも、「コーラルエクスプレス」の車両もスーパーハイデッカー車とはいえ、かなり年季が入っており、エンジン音や揺れが多少なりとも気になった。

 翌朝は6時過ぎに「洗面休憩をとります」との「コーラルエクスプレス」に乗車して初めての案内があり、長崎自動車道の金立サービスエリアに降り立つ。小雨模様で天気が気になるが、サービスエリア内の天気予報では、次第に天候は回復模様とのこと。サービスエリア内には開店したばかりのパン屋から焼き立てパンの匂いが漂ってきた。

 時刻表では、武雄温泉駅前、有田工業高校前、早岐田子の浦を経由する予定であったが、金立サービスエリアを発車すると、運転手から「本日は下車するお客さんがおりませんので、このまま佐世保バスセンターまで直行します」との案内がある。本来であれば、武雄北方インターチェンジから国道35号線に降りるものと推測されるが、今日はそのまま長崎自動車道を武雄ジャンクションまで走り、西九州自動車道に入って佐世保三川内インターチェンジで国道35号線に降りた。途中、九州自動車道の福岡インターチェンジ-大宰府インターチェンジ間は、7月26日の集中豪雨により土砂崩れが発生し、走行中の自家用車が生き埋めになるという大惨事になった。現在も復旧工事のために同区間は通行止めになっており、「コーラルエクスプレス」も同区間は福岡都市高速道路への迂回を余儀なくされたはずだ。定時運行を維持するためには、利用者のいない経由地をショートカットすることも必要なのであろう。

 佐世保バスセンターには、定刻よりも8分遅れの7時40分に到着。ほとんどの乗客が佐世保バスセンターで下車し、終点のハウステンボスに向かうために車内に残った乗客は1名のみとなった。

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